impracticable theory 机上の空論

ポータブルオーディオ 主にカスタムイヤーモニター

UE-10 Pro

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言わずとしれたUltimateEars社のカスタムプロダクツの旧フラグシップ。
いまはUE11が出てるので最近は話題に上らないですね。


私はUE11は試聴しかしたことはありませんが,UE10の高音の伸びや低音の量、全体的な解像度はUE11と比べ劣ります。
とはいえバランスのフラットさでいえば非常に優秀で,その点を加味するとUE11よりも好みだと言う人もいるようです。

特にアコースティックギターとは相性が抜群で,ハッとさせられるような生々しさや力強さを感じます。



すごくいいものなんですが,最近気になることが増えてきました。



まず低音は沈みきらない。
特にコントラバスを聴いてて感じる点ですが,低音が沈みきらずにやや腰高に聞こえて落ち着かない。
音量を上げると低音が出てきてそれなりに聴けるようになりますが,根本解決にならないし難聴まっしぐらですね。
反面,男声などは低音があがり気味で,広い音場と相まって若干厚みが出過ぎているように感じることもあります。


次に,高音が伸びない。
まとまってバシッと気持ちいいハイハットではあるんですが,どうにも超高音が出てない。
これはBAの特性上仕方ないかなと思うのですが,あと1歩ってところだけに非常に残念です。
もう少しすーっと伸びてくれれば…
試聴した須山435はきれいにハイが伸びている印象だったので,何とかできるんじゃないかという期待はあります。


とはいえ,ボーカルは引っ込んだり,ローがかぶったりするのは絶対に避けたいのでなかなか難しい。。。


picoのDAC経由で聴くと上記の問題はかなり改善されてていい感じなんですが,毎日の通勤でUSB DACは使えないよなぁ…



ということで現在開発中の須山334には(勝手に)非常な期待をよせております!!
早くリリースされないもんかしら



# 写真がひどいですね。。
# デジ一あたりがあれば・・・